光秀公は占いとどう向き合ったのでしょうか?

 大河ドラマで明智光秀公が主人公ですね~。今回は光秀公の故事をひとつご紹介します。

 

「愛宕百韻(ひゃくいん)」の故事

 

 織田信長を本能寺に討つ前に明智光秀公は愛宕神社で戦勝祈願と称しておみくじを引いたそうです。

 その際のおみくじが「大凶」であったので、光秀公はさらに2回ひきなおし、すべて「大凶」が出たと伝わっています。(諸説あります)

 

 易の経典である「易経」に「一度であれば答えるが、複数回問うならば答えない」という内容の文章があります。ですから、占いは一発勝負が理想なのかもしれません。

 

が、愛宕の神様?は親切だったようですね。

 

同じ答えを3回重ねて意味深いメッセージを光秀公に送りました。

 

 さて、この故事が興味深いのは、占いの答えが気に入らなかった(であろう)光秀公に対して愛宕神社の神は同じ答えを出して思いとどまらせようとしたところ。

 

歴史のなかで「もし~であったならどうだっただろうか」という架空の話はあまり意味のないことではあるかもしれません。もしも光秀公が愛宕神社のおみくじの内容を受け入れていたならば歴史はどう変化したんだろうか?と思わされます。

 

 この出来事は占いをする私たちへのメッセージかもしれません。

 

つまり、人生をある方向性に向けようとするとき(転機や決断)、その判断が時空から応援されているのかどうか?を知ることができるのではないか、ということです。

三回とも大凶を出した光秀公は「三日天下」という形で天下の覇権を維持することができずに敗れ去りました。

光秀公の判断は、時空から応援されなかったケースと考えることができます。残念ですけれど。

しかし時空はおみくじの形で光秀公にメッセージを送ったともいえます。

 

私たちもさまざまな決断や選択を日々迫られていますけれど、その決断は運命から応援されているのだろうか?というような視点をもって生きるのもアリでしょうね。

 

今のご自身の判断が時空から応援されているのか?

それを知るために五行易を活用してみて下さい。