ある番組で、借金の返済率99%!の取り組みについて、放送されていました。
その取り組みの方法は。。
①相談者の一ヶ月のお金の使途を「見える化」する。
②その上で、節約できるところを探し、解決法を相談者自身から提案してもらう。
③返済しながら、貯金していくことができるような将来設計を共有する。
以上の3点にまとめられると思います。
番組の中で相談者が話していた感想が心に残りました。
「じつは、返済ということよりも何となく投げやりになっていた自分の気持ちがあったのです。もうどうでもいいや、みたいなね。でも(相談することで)お金の使い道について見える化してもらえ、具体的な解決のイメージを持つことができました。本当に良かったと思います。自分ひとりで抱え込んでいても、問題は解決しないものだということもわかりました」
この感想を聞くと。
お金の悩みの背後に、相談者さん自身の人生の問題があるように思えます。
こういったケースはまれではありません。
むしろほとんどの場合、悩みの背後にその相談者自身の人生の問題がかくれているのです。
お金の悩みの背後に、生きていくためのパワーの低下があった。
上記のケースでは、お金の悩みに対して相談と解決が行われました。
でも、このケースの大切なところは、お金の悩みへの具体的な解決法ではありません。
そうではなくて、相談者自身の「これから前向きに生きていくためのパワーの低下」がお金の問題として現れてきている、という点がポイントだったのです。
悩みの背景に何があるか?を知ることが大切。だから「問い」はとても大切!
五行易のセッションにおいても、上記のような問題解決のプロセスをへています。
少しだけ具体的に私のセッションでのケースをとりあげますね。
仕事の悩みの相談にのってほしいということで見えられた男性のケースです。
五行易は最初に、占いをするうえで一番問題になっているコトに対応した、いわば主人公を設定します。
その主人公のことを専門用語では「用神(ようじん)」といいます。
用神は5種類あって、占いの内容によって変わります。仕事の悩みについて占うならば、用神は「官鬼(かんき)」となるのです。
今回の相談者の悩みをよく聴きますと、
「仕事をしていくうえで、現在別居しているパートナーの助けがほしいが、パートナーの助けを得られるようにするための方法はないだろうか?」
ということが本当に相談したい内容だったのです。
そうなると、主人公である用神は妻を象徴する「妻財(さいざい)」ということになります。なので仕事の悩みと考えて官鬼をもとに判断していくと、正しい解決策をお伝えすることができないわけです。
上記の相談内容は、最初から相談者自身が明確に持っていたものではありません。
相談者と私がやり取りするなかではじめてあらわれてきたものなのです。
相談者自身がコトバにできていない悩みの背景をコトバにする作業、それが「問いをしっかり考える」ことです。
それが五行易のセッションにおいて非常に大切なプロセスなのです。
「問い」がすべてを決める
悩みごとの背後に、相談者自身も認識していない「ほんとうの気持ち」があるはず。それをコトバにしていく作業は、人生を前向きにするチカラがあるのです。
私の提供する五行易のセッションで、問いを大切にすることを繰り返しお伝えしているのは、上記のような理由があります。
興味をもたれた方、一度体験してみてください。お待ちしております。